耳鳴り

耳鳴りの症状


耳鳴りは大きく分けて「自覚的耳鳴り」と「他覚的耳鳴り」の2つに分かれます。

この2つの違いは、自分に聞こえるだけの音かそれとも第三者にも聞こえる音なのかという点です。




耳鳴り2

自覚的耳鳴り

この耳鳴りは、周囲に何の音源もないのに音が聞こえます。
耳鳴りが出ている方のほとんどは、この自覚的耳鳴りに該当します。

◆原因
断定的な理由ではありませんが、聴覚経路のどこかで音を聞く神経が活性化されている為に耳鳴りが起こると考えられています。

◆症状
自覚的耳鳴りは、早朝などあたりが静かな時に起こります。
「ザーザー」、「ゴーゴー」といった低音が聞こえたり、「ピーピー」という高温が聞こえる方もいます。

他覚的耳鳴り

この耳鳴りは第三者にも聞こえます。

例えば聴診器のようなチューブを使って、患者さんと医師をつないでみると、患者さんに聞こえている音とほぼ同等の音が医師にも聞こえます。

◆原因
耳管のまわりにある筋肉の痙攣(けいれん)や耳管の一部が粘膜に触れることなどが原因で、他覚的耳鳴りは起きます。

◆間欠的に起こる他覚的耳鳴りの症状
(※間欠・・・一定の時間をおいて、音がしたりしなかったりすること)

・「プツプツ」「コツコツ」といった音がする
・食べ物を飲み込んだ時に「ぴちゃぴちゃ」という音が聞こえる

◆持続的に起こる他覚的耳鳴りの症状
耳のまわりにある動脈や静脈を流れている血流の音(雑音)が聞こえる

上記の他にも耳鳴りの症状は様々見られます。
病気の可能性もありますから、検査は必ず受けておきましょう。

その他の耳鳴り

◆難聴性耳鳴

難聴を伴う耳鳴りです。
ある日突然起こる「突発性難聴」も含まれます。

◆無難聴性耳鳴

難聴の症状が認められないにも関わらず、耳鳴りが聞こえる症状です。

◆急性耳鳴り

明確な期間は言及されていませんが、比較的最近に起きた耳鳴りを指します。

◆慢性耳鳴り

耳鳴りが慢性化すると改善が難しく、耳鳴りと共存する(耳鳴りを受け入れる、または意識をそらす)治療が行われるケースが多くなります。



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