耳鳴り

耳鳴りのこと、もっと知りませんか?


キーンとする耳鳴りの原因、症状、治療法について詳しく解説!
耳鳴りと病気の関係についても説明しています。

耳鳴りは、ほとんどの人が一度は経験したことがあると思いますが、その原因となっている病気や治療法について詳しく知っている人はほとんどいないと思います。

当ホームページはそんな耳鳴りに関する情報をほとんど網羅しておりますが、かなりの量があるので一度に全て読むのは大変だと思います。

興味のあるところから少しずつお読み下さい。




耳鳴り2

耳鳴りとは?

自分の頭から、ある「音」が離れなくなる・・・ 考えただけでもゾッとします。

その音とは「耳鳴り」。
重症化すると、ストレスに苛まれる毎日を送ることになってしまいます。


●耳鳴りの特徴

耳鳴りの音は普段の生活の中にはありません。
そして以下のような特徴があります。

・本人にしか聞こえない
・慢性的に起こっている
・耳鳴りの原因となっている病気がない、または分からない


耳鳴りは、体のどこで起こっているか、どうして起きるのかも実は分かっていません。

加齢とともに多くの方が自覚するようになって、頭や耳の中で「じーん」「キーン」といった音から解放されなくなっていきます。


●耳鳴りの放置はキケン

耳鳴りの原因は、年齢によるものだけではありません。
高血圧、脳腫瘍、聴神経腫瘍、脳血管の異常などが原因で起きていることもあります。

「年だから」と放置せず、耳鳴りを感じた場合はきちんと耳鼻咽喉科で検査をした方がいいでしょう。
病気が影響している耳鳴りの場合は、病気が治癒すれば耳鳴りも同時に改善されていきます。


●「耳鳴り」に意識を向けすぎない

耳鳴りは治療をしてもなかなか改善しづらい症状です。
起きて活動している間、ずっと耳鳴りを意識していたら精神的ストレスはかなりのものになります。

ですから、「受け入れる」ということも試してみてください。
「耳鳴りと共存していく」というスタンスに変わると、不思議なことに耳鳴りがさほど気にならなくなります。

耳鳴りの原因

耳鳴りにはいろんな症状があり、原因も様々です。

・生理的に起こる耳鳴り
・ストレスで起こる耳鳴り
・病気が原因の耳鳴り


耳管の周囲にある筋肉が原因だという説や、外有毛細胞という細胞の障害が原因だという説など、様々な説があります。

耳鳴りの原因

耳鳴りは病気のシグナル?

耳鳴りは、通常、命にかかわる症状ではありません。
しかし「病気」が原因の場合は放置する訳にはいけません。

以下は耳鳴りを引き起こす病気です。

・メニエール病
・突発性難聴
・老人性難聴
・ラムゼイ・ハント病
・薬剤性内耳障害
・自律神経失調症
・外耳道炎(外耳の病気)
・耳硬化症、中耳炎、鼓膜炎(中耳の病気)
・耳管機能不全、耳管炎(耳管の病気)
・聴神経腫瘍、聴神経炎(聴神経の病気)
・脳の外傷、脳腫瘍、脳出血、脳幹梗塞(脳の病気)


耳鳴りは病気のシグナル?

ストレスと耳鳴り

ストレスと言えば頭に浮かぶのが「自律神経」。

自律神経は、自分の意思は無関係に免疫・内分泌・精神をコントロールし、体内環境を整える非常に大切な神経です。

ストレスで体調が崩れるのは、ストレスを感じ取った自律神経が乱れるためです。
自律神経が乱れると、様々な体の不調が起きるようになりますが、耳鳴りもその一つです。

ストレスと耳鳴り

耳鳴りの症状

◆自覚的耳鳴り

この耳鳴りは、周囲に何の音源もないのに音が聞こえます。
耳鳴りが出ている方のほとんどは、この自覚的耳鳴りに該当します。

◆他覚的耳鳴り

この耳鳴りは第三者にも聞こえます。

例えば聴診器のようなチューブを使って、患者さんと医師をつないでみると、患者さんに聞こえている音とほぼ同等の音が医師にも聞こえます。

◆難聴性耳鳴

難聴を伴う耳鳴りです。
ある日突然起こる「突発性難聴」も含まれます。

◆無難聴性耳鳴

難聴の症状が認められないにも関わらず、耳鳴りが聞こえる症状です。

◆急性耳鳴り

明確な期間は言及されていませんが、比較的最近に起きた耳鳴りを指します。

◆慢性耳鳴り

耳鳴りが慢性化すると改善が難しく、耳鳴りと共存する(耳鳴りを受け入れる、または意識をそらす)治療が行われるケースが多くなります。

耳鳴りの症状

耳鳴りが「キーン」となる理由

耳鳴りの「キーン」という高い音。
これは脳に何らかの問題が起き、聞こえている音かもしれません。

・その耳鳴りは脳梗塞の予兆かもしれません
・その耳鳴りは単に疲れが脳に作用しているだけかもしれません
・その耳鳴りは「老化」が原因かもしれません
・その耳鳴りは耳が聞こえなくなる「突発性難聴」の始まりかもしれません


耳鳴りが「キーン」となる理由

頭痛と耳鳴り

「頭痛と耳鳴りが同時に起こる」場所が場所だけにとても不安になりますね。
さて、この2つの症状が同時に起きる時、体はどんな状態になっているのでしょう?

頭痛と耳鳴り

難聴と耳鳴り

「耳鳴り」と「難聴」は切っても切り離せない関係にあります。
実は、耳鳴りの症状が出ている方の9割は難聴の症状も持っているんです。

難聴と耳鳴り

めまいと耳鳴り

めまいと耳鳴りが同時に起こる場合、以下のような病気の疑いがあります。

◆めまいと耳鳴りが起こる「耳の病気」

・メニエール病
・外リンパ瘻(ろう)

◆めまいと耳鳴りが起こる「脳の病気」

・脳腫瘍

めまいと耳鳴り

メニエール病と耳鳴り

メニエール病は比較的よく耳にする病気ですね。
日本人の場合、10万人に40人程度の方がメニエール病を発症すると言われています。

メニエール病と耳鳴り

拍動性の耳鳴り

拍動性耳鳴りとは、血管が脈打っているように感じる耳鳴りです。
頭蓋内圧亢進症、甲状腺機能亢進症、高血圧などが原因で引き起こされます。

拍動性耳鳴りを伴う病気は以下のものが考えられます。

・動静脈奇形 ・・・ 毛細血管を経ずに直接に動脈から静脈に血流が流れ込みます
・グロームス腫瘍 ・・・ 良性の腫瘍です。頚静脈球部または中耳に発症します
・頭蓋底腫瘍 ・・・ 血管腫、髄膜腫、聴神経腫瘍など
・良性頭蓋内圧亢進症 ・・・ 肥満女性に多い病気です
・動静脈瘻 ・・・ 頭部の動脈と静脈が短絡する病気です


拍動性の耳鳴り

妊娠中の耳鳴り

妊娠中は血流が悪くなります。
この為、耳鳴りや難聴の症状を訴える妊婦さんがおられます。

他に、肩こり・歯の噛み合わせ・視力低下・高血圧なども影響しているようです。

高齢出産や二人目のお子さんを出産される妊婦さんに多いという説もありますが、全体の1/4もの妊婦さんが経験されているのですから、一概には言えないでしょう。

妊娠中の耳鳴り

耳鳴りの治療法(治し方)

◆薬物療法 (精神安定剤・代謝改善剤・ビタミン剤・循環改善剤など)

・内服薬、鼓室内注入、注射

◆音響治療

・補聴器、TRT療法、マスカー療法
※補聴器は、難聴が中等度以上の方に用いられます。

◆心理療法

・心理カウンセリング、バイオフィードバック法

※心理カウンセリングを行ったり検査を行った結果、鬱または神経症的な症状がある場合には、自立訓練法などを行って治療します。

◆理学療法

通気療法、低周波、電磁波、レーザー、マッサージ、灸、鍼

◆電気刺激法

◆人工内耳

◆民間療法

・催眠療法など

耳鳴りの治療法(治し方)

耳鳴りは病院に行くべき?

病院で検査をしなければ原因はわかりませんし、放置していれば取り返しのつかないことになることもありますので、耳鳴りが続いているようであれば病院に行くべきです。

耳鳴りは病院に行くべき?

耳鳴りの専門医、名医

耳鳴りの原因は人それぞれで、医師によってはそれを見つけられない場合もあります。
原因が分からないのですから、もちろん治療もできません。

確かに、慢性化した耳鳴りなどは改善が難しいと言われています。

しかし、あなたが今まで治療を受けた病院ではないところに、あなたの耳鳴りを治してくれる"専門医"や"名医"がいるかもしれません。

耳鳴りの専門医、名医

耳鳴りの薬(漢方薬)

漢方薬は西洋医学と違って、対症療法ではなく体質改善を目標とするものです。

「耳鳴り」の症状に対しては、体内の水分・血流・自律神経の状態を健康な状態に引き戻し、耳鳴りの症状を軽減させていきます。

・柴胡加竜骨牡蛎湯 (さいこかりゅうこつぼれいとう)
神経興奮を鎮めてくれます。

・釣藤散 (ちょうとうさん)
血流を改善します。

・苓姜朮甘湯 (りょうきょうじゅつかんとう)
水分バランスを改善します。

耳鳴りの薬(漢方薬)

蜂の子が耳鳴りに効く!?

日本国内においても、地域によっては蜂の子やイナゴなどの虫を食する文化があります。
それは蜂の子などの虫が、古くから貴重なたんぱく源だと認識されているからです。

中国においては、蜂の子が不老長生に効果があると2千年以上も前から語り継がれています。

蜂の子が耳鳴りに効く!?

耳鳴りのツボ(つぼで治す)

・エイ風(えいふう)
乳様突起と耳たぶの間にあります

・眼点
後頭部の下側の、毛の生え際中央の左と右それぞれにつぼがあります。

・風池(ふうち)
乳様突起のうしろのくぼみにあります。

完骨点
耳のうしろにある、「完骨(かんこつ)」の後ろ側にあるくぼみです。

・和りょう点(わりょうてん)
もみあげ部分の後ろ側にあるくぼみです。

耳鳴りのツボ(つぼで治す)

耳鳴りが治った体験談

「仕事が忙しいせいもあって、耳鳴りがずっと続いていました。夜中に耳鳴りで目が覚めてしまうほど。うつになる一歩手前だったんですが、気がつけば耳鳴りが消えていました」

「突然、片耳が聞こえなくなった芸能人のニュースを見ていたところだったので、片耳だけ塞がっているような感じでずっと不安でした。ゴーゴーと耳の奥で耳鳴りがずっと続くこともあり、頭痛までしていたのですが、徐々に改善されて今ではまったく症状が出なくなりました」

「"ピー"という音が、ずっと頭から離れず、不眠症になっていました。眠れないので疲れもとれず、子供に当たり散らす毎日でしたが、耳鳴りが止まりました」

このように、耳鳴りが治った体験談も数多く寄せられています。

耳鳴りが治った体験談



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